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婦人科検診(子宮頸がん検診・子宮体がん検診・経腟超音波検査)│産婦人科かたのクリニック|愛知県春日井市

春日井市出川町5丁目8-6
0568-51-1448

婦人科検診

婦人科検診について

当クリニックでは「子宮がん検診」などの婦人科疾患を早期発見・早期治療することを目的とした、婦人科検診を行っています。きちんと検診を受けて、ご自身の健康を守りましょう。

検診の主な内容ですが、問診では月経の周期や状態など生理に関することのほか、既往症やアレルギー、感染症などについてお伺いします。ご自身で気になることがあれば、遠慮無く何でもご質問ください。内診では、外陰部や膣内を視診し膣炎などの疾患の有無を、子宮や卵巣は触診で卵巣腫瘍や子宮内膜症、子宮筋腫などの疾患にかかってないかどうかを検査します。

産婦人科かたのクリニック 婦人科検診について

同時に経腟超音波検査(別途費用)も行うとより検診精度が高まりますのでおすすめです。

子宮がん検診

子宮がん検診では、「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2種類の検診を実施しています。

子宮頸がん検診

子宮の下部にある子宮頸部と呼ばれる「子宮の入り口」部分から発生するがんが、子宮頸がんです。子宮の入り口付近から発生するので、観察や検査が行いやすく、簡単に発見されやすいがんとしても知られています。

子宮頸がんはその多くが性交渉によって感染するとされるヒトパピローマウイルス(HPV)が発がんに関係していると言われており、近年若い人に増えています。初期症状などは、ほとんどみられません。多くの場合はHPVに感染しても、無症状のうちにHPVが排除されています。ただ、HPVが排除されずに感染が持続すると、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。なお、子宮頸がんには予防のためのワクチンがあり、当クリニックで接種していただくことが可能です。

子宮頸がんの予防接種はこちら 

 検診内容

最初に問診として、初潮年齢や生理の様子、妊娠・出産経験の有無、月経の状況、自覚症状の有無などについてお聞きします。

続いて内診です。内診台に上がり、頸部の状態を目で見て確認(視診)し、腟鏡で子宮頸部の状態を観察します。内診では、子宮の形、大きさ、位置、表面の状態、炎症の有無などを確認します。

最後に細胞診を行います。主に子宮頸部(入口部分)の細胞を、専用のブラシ等の器具で採取し、顕微鏡の観察にて異常な細胞がないかどうかを調べ検査終了です。

検査後、細胞診の結果待ちを含め、1~2週間ほどで結果がわかります。

細胞診:子宮頸部や子宮体部などにある細胞を採取するだけでがん検診が行える方法です。細胞は臓器の中を軽く擦る程度で採取できますので、ほとんど痛みはありません。

子宮体がん検診

子宮体がんは、子宮内膜の細胞が異常に増殖している状態を言います。このがんの発症には女性ホルモンが関与しており、エストロゲン(卵胞ホルモン)が子宮内膜の細胞を増殖させる原因となります。しかし排卵後、卵巣から黄体ホルモンが分泌されることで、この増殖を止めているのです。そのため、月経のある女性は子宮体がんにはなりにくいと考えられています。

一方で子宮体がんの可能性が高いと言われているのが、閉経後の女性をはじめ、肥満や高血圧、糖尿病、出産経験のない方などです。症状は特になく、進行すると不正性器出血がみられます。

子宮頸がんに比べ、子宮体がんになる年齢層は比較的高いとされ、閉経後あるいは更年期での不正出血がある場合は要注意です。また、閉経前であっても、月経不順、乳がんを患ったことがある方なども注意が必要です。

 検診内容

子宮体がん検査では、主に子宮内膜細胞診を行います。これは、子宮の内部に細い棒状の器具を直接挿入して細胞を採取するというものです。なお、子宮の中まで器具を挿入することが難しい場合は、経腟超音波検査を併用することもあります。

細胞診を行った結果、疑陽性もしくは陽性となった場合、精密検査として組織診が行われます。検査ではキューレットというとても小さなさじ状の医療器具を子宮の奥に入れて内膜組織をかき取り、がんであるかどうか顕微鏡にて評価を行います。検査結果は1~2週間ほどでわかります。

経腟超音波検査(エコー)

膣内に超音波プローブを挿入し子宮や附属器(卵巣卵管)、骨盤内を観察します。内診(触診)だけではわからない子宮壁や子宮腔内の状態や附属器(卵巣・卵管)腫瘍の具体的な大きさやその内部や周囲の状態を評価することができます。

卵巣がんは腫瘍サイズが大きくなって腹水が貯留して進行するまで自覚症状が出にくいといわれています。エコー検査自体は別途費用がかかりますが、子宮がん検診の際に同時に施行するとよりさらに検診精度があがりますのでおすすめです。

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